
    一般に口内炎の原因として「食べ物の好き嫌いが多い」「胃腸粘膜が荒れている」という説が巷にて一般化していますが、これらが原因でないことも多くみられます。
      偏食ならびに胃腸と口内炎とでは因果関係が認められないことが多いからです。
平成31年2月19日(火)放送


●カタル性口内炎
      ●壊死性潰瘍性口内炎
      ●壊疽性口内炎(水癌)
      ●ジフテリア性口内炎
      ●猩紅熱性口内炎
      ●淋菌性口内炎
●単純疱疹
      ●帯状疱疹
      ●手足口病
      ●麻疹
 ●アフタ性口内炎 一般に「口内炎」と言えばこれを指すことが多い
      ●再発性アフタ性口内炎
      ●ベーチェット病
カタル性口内炎
アフタ性口内炎
潰瘍性口内炎
有痛性口内炎
無痛性口内炎
上記分類の中にあるように、細菌やウイルスに感染することによって発症するものもありますが、多くを占めるアフタ性口内炎については、その発症のメカニズムとして以下のことが考えられています。
ただし、現在のところ正確には分かっていません。
      近年では、免疫学的異常がかかわっているのではないかとされています。
      ・偏食による鉄分やビタミンの不足
      ・ストレスや睡眠不足
      ・不正咬合や、歯ブラシなどによる粘膜への物理的刺激(口内を噛むなど)
      ・唾液の不足、口腔の乾燥
      ・口腔内の不衛生
      ・歯磨き粉成分による粘膜の損傷(ラウリル硫酸ナトリウムなど)
      また、口内炎になりやすい体質の人(食物アレルギーの人や粘膜の薄い人)もいます。    
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