「乳歯の抜ける時期が、標準的な年齢より早くないか」。そんなチェック項目が4月から、神戸市の1歳6カ月児と3歳児の幼児歯科健康診査に加わった。生え替わりの時期より前に乳歯がなくなると、かみ合わせや歯並びが悪くなり、成長や発育にも影響する。また早期に抜ける要因が難病のケースもあるため、市は市歯科医師会と協力し、早期発見や適切な治療に結び付ける環境を整えたという。

 夕食や就寝の時間が遅いと、子どもが虫歯になるリスクが高まるとの調査結果を、北海道医療大や北海道大大学院の研究チームがまとめ、18日までに台湾の専門誌に発表した。経験的に悪いとされてきた夜更かしの影響が、科学的に証明されたという。

口腔ケアが歯の健康のみならず、全身の健康にとっても重要であることは知られている。新たな研究により、徹底した口腔ケアは肝臓の健康にも優れた効果をもたらすことが示された。バージニア州立大学と、ハンター・ホームズ・マグワイア・バージニア州医療センターの研究者らが、歯周炎治療のための定期的な口腔ケアは、肝硬変患者の腸内細菌を変化させ、炎症を軽減し、認知機能を改善させることを明らかにした。

 糖尿病や高血圧といった生活習慣病のリスクを判断する40~74歳を対象とした特定健康診査(メタボ健診)で、食事や飲酒などの生活習慣が悪い人はいい人に比べて脳卒中になる危険が約2・2倍高いことが、金沢大付属病院循環器内科の多田隼人助教の調べで分かった。

 北九州市立大と九州歯科大(北九州市)の研究グループは2018年12月10日、唾液に含まれるにおい成分から口腔(こうくう)がんを診断する技術を世界で初めて確立したと発表した。簡易で早期発見が可能な診断方法として期待され、臨床試験を経て、医療現場での実用化を目指す。

食道がんの手術後に新しい口腔管理を行い、集中治療室(ICU)に入院中の患者の発熱日数を減らすことに岡山大学の研究グループが成功した。口腔内細菌が原因となって術後の合併症である肺炎を引き起すリスクが高いため対応策が求められてきた。研究グループは口腔管理法を改良、口腔内細菌を減らし術後合併症リスクを軽減、治療予後のQOLを改善できる可能性を見出した。

 獨協医大口腔(こうくう)外科の川又均(かわまたひとし)教授らの研究チームは、口の中にできる扁平(へんぺい)上皮がんに「唾液腺(だえきせん)型」と「粘膜型」の二つの型があり、遺伝子解析で識別できることを突き止めた。治療法の選択に活用できるという。国際対がん連合(UICC)の機関誌「インターナショナルジャーナル オブキャンサー」の電子版に掲載された。

3Dプリンターを使って金属製の入れ歯のフレームを作る手法を、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などが開発した。専用のスキャナーで口の中の形状を測って精度の高い入れ歯を作ることができ、従来品の半分以下のコストで短期間ですむという。2年以内に公的医療保険の適用を受け、普及を目指す。

日本リウマチ学会2018年7月19日 (木)配信 リウマチ整形外科疾患投薬に関わる問題

 日本リウマチ学会はこのほど、「関節リウマチに対するデノスマブ使用ガイドライン」を公式サイトに掲載した。同ガイドライン(GL)は、関節リウマチ治療におけるデノスマブの位置付け、治療上の注意点を示し、各主治医が添付文書を遵守して適正に薬剤を使用することを目的に作成。対象患者、投与禁忌、要注意事項など5項目で構成されている。